【追記あり】Houdini 18.0 新しくなったSweep ノードでDNAを作る

Houdiniが18.0に新しくバージョンアップし数か月が経過しました。新機能や従来のパラメーターが変更になっている物もあり、今日はSweep ノードの事になります。

Houdini 18.0 新しくなったSweep ノードでDNAを作る

先日たまたま練習をしていたら、Sweep ノードの挙動が変な事に気づき

 

『あれ、これおかしいな?何だろう?』

 

と思い検索をかけてみた所、Houdini 18.0のアップデートで、入力が左右逆になり且つパラメーターが大きく変更になっていました。

 

 

 

Houdini 18.0のSweep ノードの紹介はこちらの動画を見るととても分かりやすいです。

Houdini 18 – Basics – Using the New Sweep Node

今回のアップデートで簡単にロープの様な物、パイプなどが作りやすくなっています。

 

今回のSweep ノードのアップデートにより、『Houdini ビジュアルエフェクトの教科書』を購入しDNAを作ろうとしている方は出来なくなる可能性があります。

 

なので本日は自分の復習も兼ねて、Houdini 18.0でDNAを作ってみたいと思います。全部ではなく、メインとなるベースの部分のみです。

Houdini でDNA 今までのSweep ノードの場合

Curveのポイント番号はこちら、

 

-1.5,0,1.7 -2,0,0.2 -1,0.9,0.2 0.5,0,0.8 0.3,-0.7,-0.3 1,0,-1.4 0,1.2,-2.6 -1,0,-1.8 -1.3,1.2,-3

 

↑これ打つと大変なので、コピペして下さい笑

 

Houdini 17.5までのSweep ノードの場合この接続方法になります。

 

左:Line (ベースに並べたい形状)

右:Curve Resample (ベースとなるライン)

 

ですが、この接続方法をHoudini 18.0のSweep ノードで実行をすると。

 

この様な形状になり、DNAのベースが作れなくなります。

Houdini 18.0 Sweep ノード 接続方法

Houdini 18.0のSweep ノードの場合、インプットが逆になっているので正しくはこの様な接続になります。

 

左:Curve Resample (ベースとなるライン)

右:Line (ベースに並べたい形状)

 

本に記載の物と逆にして下さい。

そして、Sweep ノードのパラメーターを以下の様に変更をして下さい。

 

・Surface Type を Rowsに

・Scale Cross Section を 0.4に

・一番下 Rotation Roll を-25に

・Full Twist を3に

 

上記の接続と、パラメーター設定をする事でおおよそ本に近い作例になるので進める事が出来るかと思います。(パラメーターは作例に近い例なので自由に色々と動かしてみましょう)

 

【追記】Houdini 18.0 Sweep ノード Side FXさんから教えてもらったノードの組み方

新しいSweep ノードでSide Fx jp公式さんからコメントを頂きました。18.0のアップデートで上記の作り方も出来るとの事です。

 

Cross Section は、Sweep ノードの上部右側 input2。

Backboneは、Sweep ノードの上部左側 input1になります。

ノード入力の左右入れ替えのショートカット

Sweep ノードですが以前の癖で左右逆に繋げた方は、

 

『Shift + R』

 

のショートカットで入力の反転が可能となっています、是非覚えておきましょう。

 

上記教えて頂いた通りに、Backbone カーブだけのインプットのみでノードを組み込んでみました。(Sweepノード入力端子左側)

 

こっちの方がノード数が少なくて簡単ですね。是非色々と試して新しいSweepがどの様な物かを試してみましょう。

 

『Houdini ビジュアルエフェクトの教科書』ですが、Houdiniのアップデートで本の通りに進めない箇所も出て来ているので、(5章の269ページボリュームなど)極力アップデートの最新情報を確認したり、最新のチュートリアルを利用しましょう。初心者の方は本当に詰まる所だと思います。

 

(5章の269ページボリュームを進めるには、以下のサイトを見ると手助けになります)

Houdini 17 Quicktip: Setting Up Colored Smoke

https://cgworld.jp/regular/201901-hcb-095.html

 

 頑張れば、17.5でも再現が可能です。パラメーターと新しくなったノードでどの様に動くのか?を調べる為に、6時間位かかりましたが苦笑

Houdini 18.0その他の変更箇所

練習時に自分が気付いた、18.0の変更箇所を記載しておきます。この手の事ですが、気付いたらTweetをしていたので、以下まとめです。

 

ここも結構過去のチュートリアルで詰まる所になります。Attribute Expressionですがインディゾーンさんの記事に解説と、チュートリアル道場さんで動画が販売(400円とお買い得)されているので気になる方は確認をしてみて下さい。

 

http://houdini.indyzone.jp/blog/h16-%E6%96%B0%E6%A9%9F%E8%83%BD-attribute-expression/

https://jtutor.info/page90.html

 

この、『Move Centroid to Origin』ボタンがいつからあるのか知りませんが、とても便利だと思ったので記載をしておきます。

 

真ん中に配置をしたい!と言う場合はクリックしてみて下さい、とても幸せになりますよ。

 

SOP上にDOP Solverを持ってこれる様になっています。Entagmaさんの動画を是非みてみましょう。

 

SOP上のTabからPyroで検索すると色々な物が追加されています。色々と試してみましょう。

 

『Paint』が無くなりまして、『Attribute Paint』と言う物に切り替わっています。

 

ザっと簡単に記載をしてみました。Twitterで勉強した際の気付きなどをこまめに発信をする様にしているので、気になる方は是非のぞいてみて下さいね。

 

上達をするには、沢山操作する、沢山作る。これが一番効果的です、是非頑張って作ってみましょう。

 

Houdiniのオススメ学習方法。

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SteamでHoudini Indieを購入してみました。

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