アイデアの宝庫 素敵な映画ロゴ集 

2020年明けましておめでとうございます。本年も当ブログを何卒宜しくお願いします。

今年は頑張って、このブログの投稿を増やしたいと思っていますよ笑

アイデアの宝庫 素敵な映画ロゴ集

先日Twitterで『#始まり方が最高に好きな映画』と言う物をたまたま見て面白いなあと思いました。

 

映画のコンセプト、製作者の遊び心が入りたまに、

 

『今まで見た事のない、デザイン、仕様のロゴ、映画への入り方』

 

があり、『おお~何だこのロゴは!!』と気持ちがたかぶる事ってないですか?個人的にあのロゴの変更、お遊びが大好きです。

 

映像制作、デザインをされている方だと分かるかと思いますが、企業ロゴってレギュレーションがかなりしっかりしているので、

 

『触れてはいけない神聖な物』

 

と言う考え方があるかと思います。正に逆手に取った素晴らしいアイデアですよね。

 

本日のブログでは自分的に好きな映画の始まり方、面白いなあと感じた映画ロゴの紹介をしたいと思います。是非アイデアの参考にして下さいね。

星の王子ニューヨークへ行く

1988年公開、ジョン・ランディス監督、エディ・マーフィー主演のコメディ映画です。

 

『始まり方が最高に好きな映画』で考えた際に、一番最初に思い浮かんだのがこの冒頭部分でした。見慣れたParamaountのロゴ、山頂を超えた先には一体何があるのか?実はザムンダ王国がありましたと言うのを見事に映像化しており、綺麗に映画本編に繋がる構成は今見ても素晴らしいなと思いました。

 

数年前にこの、『星の王子ニューヨークへ行く』を見返したのですが、公開から31年経過しているにも関わらず、今見ても十分に笑える凄い映画だなと思ったので、未見の方は鑑賞をオススメします。

 

今は大御所俳優となったサミュエル・L・ジャクソン、オスカー俳優のキューバ・グッディング・ジュニアらが『びっくりする位の端役で出演』しており、貴重な映画でもあると言えますよ笑

 

次の紹介は映像美で知られるザック・シュナイダー監督の映画OP2本です。

300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜

2014年公開、古代ギリシャのペルシア戦争を扱った『300』の続編、300 〈スリーハンドレッド〉 〜帝国の進撃〜です。(2作目では、ザック・シュナイダーは脚本のみ担当)

 

古代ギリシャを舞台にした映画と言う事もあり、僅かな光が差し込む荘厳な宮殿から始まり、扉を抜けた先の大理石の壁画がそのままOPに繋がると言う物凄い構成で、

 

『恰好いいな~。』

 

と唸ってしまいました。

エンジェル ウォーズ

2011年公開、エンジェル ウォーズ。精神疾患を患った少女の妄想で、日本の侍が出て着たり、軍服を着たり、サイバーパンクであったりと色んな要素がごった煮の異色のアクション映画。

 

OPでは、さびれた劇場の緞帳があがり、少女の部屋から話がスタートをすると言う作りになっていて気分を盛り上げてくれます。

 

この映画の更に面白い所が、原題である『Sucker Punch』のタイトルが、車窓の雨水で作られると言う凝った作りになっています。

時間のある方は是非全部観てみて下さいね。

 

上記2作品は、『Legendary Pictures』が製作を手掛けているのですが、ここのロゴを気になった方はいませんか?独特の模様で恰好良いですよね。これ、アイルランドに古来から伝わる、

 

『ケルトの組紐文様』

 

と言う物が使われています。興味のある方は是非検索をしてみて下さい。鶴岡 真弓さんと言う大学教授の方がこの文様やケルト装飾の本を多数出版しています。

 

次は、大好きな監督デヴィッド・フィンチャーが手掛けた物です。

ベンジャミンバトン 数奇な人生

2008年公開。80歳と言う見た目で生まれ、若返って行く老人の奇妙な人生を描いたヒューマンドラマ。ブラッド・ピット主演で日本でも話題になった映画ですね。

 

冒頭のロゴは、おびただしい数のボタンが降り注ぎ作られると言う物で、当時見て凄くびっくりしました。最後あたりに数個だけコロコロと転がり指定の位置に収まるのは、クリエイターのこだわりだっただろうなあと思います笑

 

今回ブログを記載にあたり、このOPの事を調べていたらデジタルドメインのJames Atkinsonさんと言う方が手掛けたらしく、

 

『Houdiniを使い20種類のボタンを作り、ランダムで10,000個落下させMantraでレンダリング、最終的にNukeでコンポジットをした』

 

と言う事が分かりました。凄いなHoudini笑 今から12年前にこのクォリティと言うのが驚愕です。

 

で、なぜボタンなのか??と言う事なんですが、主人公の父親が『ボタン業』を営んでいるからなんですね。あと、主人公の名前が、ベンジャミン バトン(Benjamin Button)となっていますが、Button 本来の読み方であれば、ベンジャミン ボタンが正しいのかな?と。

 

空からボタンが降ってロゴが出来上がるのは、人生の時間が逆転していると言うメタファー(暗喩)かなと思っています。

 

鑑賞が終わった後に、色々とあのシーンはどんな意味があったんだろう??と考えさせられる深い映画なので未見の方はオススメですよ。

 

因みに、この物体が降って来てロゴが仕上がると言う物を、GreyscalegorillaでCinema 4Dのチュートリアルを出しているので、気になる方は是非作ってみて下さいね。

 

そして夢の国も、違ったバージョンのロゴを作っています。

トロン・レガシー

2010年公開。前作から、28年振りに続編が公開される事となったSFアクションのトロン・レガシー、映画のコンセプトをそのまま企業ロゴに使っており、いつも目にしている夢の国が、一転ダークな雰囲気になっています。

 

このOPや、タイトルシーケンスに、世界で活躍をされている『佐藤隆之さん』が参加をしています。

 

こちらのページで佐藤さんの過去の作品を見る事が出来ますので是非チェックを。

https://otas.tv/work/

 

『Hazuki ルーペ』のCM、バックのUIや、ロゴのテクスチャ、フレアの入れ方が滅茶苦茶恰好いいなあと見るたびに思っていたのですが、佐藤さんが手掛けられてたんですね。凄い。

 

最後のロゴはこちらの紹介です。

アルゴ

2012年公開。1980年にイランで起きたアメリカ大使館救出作戦を描いた、ヒューマンドラマ。この映画ではOPのロゴに、劇中の時代1980年代の『A TIME WARNER COMPANY』を採用し、古ぼけた当時の感じを出しそのまま本編に繋げています。

 

ロゴからの流れでタイトルシーケンスに入るのですが恰好いいなあと思っていたので、今回調べたらカイル・クーパーが手掛けておりびっくりでした。そら恰好いいはずだと笑

 

この作品で監督を手掛けたベン・アフレックがアカデミー監督賞を受賞したのですが、ベン・アフレックの作る映画は面白いのでオススメです。2010年公開の『ザ・タウン』も相当に良く出来てましてハラハラドキドキ感が凄いです。

 

と言う訳でざっと簡単にですが、『始まり方が最高に好きな映画』と言う事で自分が思い浮かんだものをいくつかまとめてみました。

 

今回の様な特殊なロゴ、映画の導入は探せば結構ありますので、是非ご自身の好きな作品を見つけたりし、今後の制作アイデアに活用してみて下さいね。

実はYouTubeにこんなチャンネルが

実はYouTubeにこんなチャンネルがひっそりとあります。

 

『WarnerBrosLogo』

 

https://www.youtube.com/channel/UCpyvbC9lxl7a00n760dbmuw

Warnerブラザース公式で、過去の映画に使用をしたロゴ部分のみを延々とアップロードをしていると言うチャンネルです。

 

アップロード動画全てロゴと言う狂気、何てマニアックな笑 どれも作りが素晴らしく、且つ高画質なので是非チャンネル登録をし、色々と見てみて下さいね。

映画のタイトルシーケンスを見たい方向け

映画のロゴではなく、出演者やスタッフ紹介のタイトルシーケンスを見たい!!と言う方は、

 

『Art of The Title』

https://www.artofthetitle.com/

古今東西問わず、素晴らしい作品のみを高画質で公開中なので凄く勉強になります。始めてここのサイトを知った時に数日間時間を掛けて全てを観ましたね。それほどまでに素晴らしいので、是非サイトをお気にいり登録して下さいね。

 

個人的に好きなタイトルシーケンスは、

 

2002年公開、スピルバーグ監督の『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』

 

2007年公開、ピーター・バーグ監督 『キングダム/見えざる敵』

 

https://www.youtube.com/watch?v=QO4-dkzuCrw

2013年公開、ベン・スティラー主演監督『LIFE』

 

タイトルシーケンスではないのですが、海外ドラマ『ブラックリスト』の予告編動画からは相当に刺激を受けましたね。今見ても恰好良いです。

 

映画って本当にいいもんですね。それでは皆さん、『さよなら、さよなら、さよなら』。

何か色々混じってるな笑

 

 

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